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中性子しゃへい材性能確認試験

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小林 博英 ; 大峰 守; 都所 昭雄

Kobayashi, Hirohide; not registered; not registered

プルトニウム燃料製造施設の本格稼動に伴うプルトニウム取扱量の増大による作業員の被ばく増加に対する懸念、及び1990年にICRPが公表した新勧告に基づく中性子線被ばく評価値の増大といった問題に対処するため、作業環境の中性子線量当量を低減する方策が検討されている。中性子被ばく低減化方策については、東海事業所にワーキンググループが設置され、検討が加えられてきた。著者らは、このワーキンググループに参加して中性子しゃへい材の性能確認試験を実施してきた。本書は、この試験方法及び結果をより詳細に示すとともに、それらの妥当性等について考察を加えたものである。また、しゃへい材による中性子エネルギースペクトルの変化等についての試験結果も追加し、その変化が中性子線量にどのように寄与しているのかを評価した。試験の結果、プルトニウム取扱作業場における中性子エネルギーに対し、アクリル系しゃへい材の場合、厚さ5cmで線量が約半分になること、その他のしゃへい材についてもアクリルとほぼ同等な性能を有することなどを確認した。さらに、中性子線照射場における散乱線に対する考慮が、しゃへい材の性能評価において重要であることも確認できた。また、中性子線量当量の減衰に大きく寄与するのは0.1MeV以上のエネルギー帯の中性子フルエンスの変化であることも確認した。本書にまとめた試験方法及び結果は、今後、しゃへい材性能確認を実施する際の参考となるものと考える。

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