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ATR実証炉用被覆管の多数ピンバルーニング試験

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芳賀 哲也 ; 小幡 真一; 河野 秀作; 上村 勝一郎; 長井 修一朗; 馬上 康*

Haga, Tetsuya; not registered; not registered; not registered; Nagai, Shuichiro; not registered

ATR実証炉において、冷却材喪失事故時に燃料被覆管がバルーニングした場合の、チャンネル内流路形状の変化を調べるため、多数ピンバルーニング試験を実施した。尚、本試験は電源開発株式会社との受託契釣に基づき、新型転換炉技術確証試験の一部として平成2年度から平成3年度に渡って実施したものである。本試験では、冷却材喪失事故条件を模擬して、実証炉集合体の一部を模擬した試験体のうちの被覆管7本を破裂させる方法で、内圧をパラメータとした試験を4体実施し、流路閉塞率を求めた。試験結果をもとに、燃料集合体のバルーニングによる流路閉塞率を検討した結果、集合体全断面の流路閉塞率は最大でも77%であり、再冠水実験に用いられた流路閉塞率条件である78%よりも小さいことが分かった。本試験の結果は、電源開発株式会社が行うATR実証炉冷却材喪失事故時の安全評価に使用される。

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