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重コンクリート遮へい性能試験

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江花 稔; 野田 喜美雄; 小林 博英 ; 相馬 丞; 三上 智   ; 豊田 素子; 大柳 勝美*

Ebana, Minoru; Noda, Kimio; Kobayashi, Hirohide; Soma, Susumu; Mikami, Satoshi; Toyoda, Motoko; Oyanagi, Katsumi*

原子力施設においてコンクリートは、放射線に対しての遮へい体として使用されている。その中でも主に原子炉などの遮へい体には、普通コンクリート(密度2.35g/cm$$^{3}$$)より密度の大きいコンクリート(約3.0$$sim$$3.5g/cm$$^{3}$$)が使用されており、遮へい効果が大きいのが特徴である。今回、遮へい性能を試験した重コンクリートは、密度が普通コンクリートに比べ約2倍(4.99g/cm$$^{3}$$)と大きいため、遮へい体として利用した場合、放射線に対する遮へい性能の更なる向上が期待できる。本試験では、新しい重コンクリートおよび普通コンクリートについて厚さを10cm、20cm、30cmと変えて照射試験を行い、その遮へい性能を比較した。また、照射試験だけでなく遮へい計算コードを用いた評価や散乱線評価試験を行った。その結果、今回試験した重コンクリートは普通コンクリートに比べ、$$gamma$$線に対して2倍、中性子に対してはおよそ1.2倍の遮へい性能を示した。通常$$gamma$$線に対する遮へい性能は遮へい体の密度に比例するため、$$gamma$$線についての遮へい結果は妥当である。また、重コンクリートの組成成分中の鉄などによる非弾性散乱の寄与で、中性子の遮へい性能にも向上がみられたものと考えられる。

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