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地層処分システム性能評価のための生物圏評価モデルの高度化(2)(研究概要)

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池田 孝夫*; 吉田 英爾*

Ikeda, Takao*; Yoshida, Hideji*

生物圏は、地層処分された高レベル放射性廃棄物を起源とする放射性物質が種々のプロセスを経て移行し、最終的に生物に対して影響を及ぼす場である。したがって、地層処分システムの安全性を評価するためには、生物圏における人間への影響を評価することが不可欠である。本研究では、生物圏評価に関する国際協力研究であるBIOMOVS計画およびBIOMASS計画で検討ならびに整備された「レファレンスバイオスフィア手法」等の調査を行い、それにもとづいた種々の評価条件に適用可能な汎用的な生物圏評価モデル(コンパートメントモデル)の開発、生物圏データの収集そして計算コードの開発を行ってきている。昨年度は、高レベル放射性廃棄物処分に係る第2次取りまとめの円滑な実施に資することを目的として、これまでの成果を踏まえ、地圏-生物圏インターフェースを深井戸とした段階的なアプローチを用いて、これまで明らかとなっている第2次取りまとめの前提条件にしたがいレファレンスバイオスフィアを設定するとともに、モデルの開発およびデータの整備を行い、生物圏内での放射性核種の移行/蓄積ならびに人間への影響を解析し概括的評価を実施した。本年度は同様の手法により河川および潮間帯を考慮した沿岸海洋放出についての評価を実施するとともに核評価結果について深井戸放出との比較検討を実施する。また近年、線量当量以外の評価指標の補完的な使用が要求されてきていることから、第2の指標、特に生物圏フラックスおよび生物圏での核種濃度等について諸外国における検討事例を調査するとともに、補完的な評価指標として用いることの可能性について検討を実施する。

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