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我が国の岩盤における亀裂特性とそのモデル化に関する研究-先行基礎工学分野に関する平成10年度報告書-

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大津 宏康*; 田中 誠*; 井尻 裕二; 澤田 淳 ; 山田 直之*; 石黒 勝彦; 内田 雅大

not registered; not registered; Ijiri, Yuji; not registered; not registered; Ishiguro, Katsuhiko; Uchida, Masahiro

サイクル機構では、地層処分研究に係わる天然バリアの性能評価において、我が国の岩盤を亀裂ネットワークによりモデル化するために、我が国の岩盤における亀裂特性について調査研究を進めてきた。しかし、これまでに得られた情報は、釜石鉱山をはじめとした花崗岩が主体で他地域や異岩種に関する情報が少なく、我が国の岩盤における亀裂特性を論ずる上で十分でない。そこで、本研究では、日本全国のトンネルや地下空洞で測定された亀裂データを利用して我が国の岩盤における亀裂特性を明らかにするとともに、亀裂ネットワークモデルの信頼性について検討することを目的とする。本年度は、日本全国のトンネル、大規模地下空洞、ダム基礎など10サイトで観察された亀裂データを収集し、そのうち3つのサイトの亀裂データベースを構築して亀裂特性の評価を実施した。その結果、亀裂の方向性に関しては、花崗岩以外の岩種(片麻岩地域)では亀裂に方向性が認められないものの、花崗岩地域では互いに直交する方向に亀裂が卓越することが確認された。また、亀裂のトレース長に関しては、数m$$sim$$数100mのスケールにおいてはトレース長の累積頻度が岩種に拘らず対数軸上でほぼ一直線上に分布することがわかった。すなわち、第2次取りまとめで採用した2つの仮定、・地下深部の花崗岩においては直交する鉛直2組の亀裂群が卓越する。・亀裂の大きさは、べき乗分布に従う。の妥当性を裏付ける結果が得られた。

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