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緩衝材長期挙動構成モデルの検討

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重野 喜政*; 並河 努*; 高治 一彦*

Shigeno, Yoshimasa*; not registered; not registered

高レベル放射性廃棄物の地層処分の研究開発において、人工バリアに要求される各機能を確保するには、人工バリアが長期間力学的に安定であることが不可欠である。処分場閉鎖後において、人工バリアを形成する緩衝材には、種々の外力が長期間作用すると考えられる。人工バリアの性能評価を精度よく実施するためには、これらの外力に対する緩衝材の力学的変形挙動を精度よく評価することが必要である。本研究では、今までに数多く提案されている粘性土の構成モデルに対して、緩衝材の長期力学挙動評価への採用可能性という観点から、特に適用性の高いものを抽出することを目的とし、粘性土構成モデルの調査、代表的モデルの試験データを用いた解析による適用性確認、シミュレーション解析に有効な実験手法の提案を行った。Over stress modelとFlow surface modelの代表的なモデルとして足立-岡モデル、関口-太田モデルを用いて要素試験シミュレーションを行った結果、両モデルで挙動大きな差はみられず、粘性パラメータの設定によって試験結果を局所的には適切に表現できるが、総括的には適切に表現し得ない結果となった。

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