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高速炉の事故に関するフランスの基本思想 : タンク型ナトリウム冷却高速中性子を含む将来の1500MWe原子力プラントに適用すべき安全性に関する責務事項と主要特性に関する決定

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渡辺 章*; 野中 信之*; 神戸 満*

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・標記2論文(以下「思想」と「決定」と略記する)は、表紙にある仏語文献の翻訳である。何れも、英語版が出るとの噂はあるが、大網は把握した翻訳が出来たので、高速増殖炉(FBR)開発の"先進国"フランスの実情を理解するため、紹介する次第である。・「思想」では、仏原子力庁(CEA)原子力安全防護局(IPSN)のF.Justin:P.Tanguy両氏が"防護ライン"(LOD:lignes de defense,lines of defence)の観点から,安全思想の統一を試みたものである。本文中にも言及されているように、旧AEC時代から原子炉開発技術局(RDT)が、類似の"保証ライン"(LOA:lines of assurance)を提唱していた。IPSNの両氏は、更にLODの中に定性的な信頼度(CF:高強度10SUP-3$$sim$$10SUP-4/炉年及びM:中強度10SUP-1$$sim$$10SUP-2/炉年)の概念を付加している。・ LOAは 4段から成り,LOA-1は事故防止(prevention),LOA-2から4迄は 被害緩和(mitigation)を目的とする。LOA-Iで $$sim$$10SUP-6/炉年(RY)を,更にLOA-2,-3,-4で各々$$sim$$10SUP-2を目指していた。これに反し,1PSNの考え方は (主として)ハードウェアの組合せで閾値 $$sim$$10SUP-7/RYを達成しようと試みている。これは 英国原子力公社(UKAEA)の手法も入っているものと推察するが,F系2系統で共通原因故障(CCF)を考慮しても,最低10SUP-6/RYを確保し,必要とあらぱ更にM系を付加して,最低10SUP-7/RYの閾値を確保する。それ以下の事象は 残留リスク(residual risk)として,考慮対象から除外する[したい]という発想である。・ 上記の考え方による,詳細な event tree や fault tree解折を俟たずして,システム安全性の定性的な議論が出来る利点がある。但し,静的機器に関しては 目標値を一基で達成するのは困難で,逆に材料・設計・施工・検査・供用中監視等で余裕を稼がざるを得なくなるく惧れもある。・ 添付や文献も多く,本論文は,1983年フランス電力庁(EdF)主催のFBR安全性会合での主張に加筆し,フランス国内のconsensus作りを計ったものと思われる ・ 一方 「

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