検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

「常陽」MK-II制御棒(MCR003)の照射後試験; 制御棒引抜荷重増加の原因調査

None

沖元 豊*; 浅賀 健男*; 伊藤 正彦*

not registered; not registered; not registered

「常陽」MK-2照射炉心100MW出力上昇サイクルから、定格第6サイクルの間(このうち第5サイクルは燃料貯蔵ラックで保管)使用された制御棒「MCR003」について、定格第4サイクル終了後炉内の取扱いにおいて認められた引抜荷重増加の原因調査を主目的とする照射後試験を実施した。実験炉側での制御棒の引抜荷重試験結果から、引抜荷重増加の原因として以下のものが考えられた。(1)ダッシュラム部のスエリングによる外径増加。(2)B4Cペレットのスエリングに起因した吸収ピンと保護管の干渉による制御棒下部構造物側の曲りによるもの。これらの推定原因を確認するために、照射後試験を実施し、以下の結論を得た。(1)引抜荷重増加は、スエリングによりダッシュラム部の径が増加し、ダッシュポット部とのクリアランスがほとんどなくなったために、両者の干渉が生じたことにより発生したと考えられる。(2)吸収ピンと保護管との干渉は生じておらず、これによる下部構造物の曲りもないものと考えられる。但し、ダッシュラム部のスエリング量は半径方向で異なるため、この違いにより曲りが生じる可能性は残る。

None

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.