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「常陽」MK-II制御棒(MCR005)の照射後試験; 制御棒および吸収ピンの非破壊試験

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小高 英男*

Kodaka, Hideo*

「常陽」MK-2炉心にて定格第6サイクルまで使用された制御棒MCR005について、構造体の健全性確認、照射挙動把握の観点から制御棒試験及び吸収ピン試験を実施した。以下に照射後非破壊試験の実施結果の概要を示す。(1)制御棒の外観検査、寸法測定及びX線ラジオグラフィ検査の結果、定格第6サイクルまで使用したMCR005は、外形形状及び内部状況等において特異な変化は認められず使用中健全であったことが確認された。(2)ダッシュラム部の膨れは、外径変化で約0.15%の増加であり、制御棒下部案内管ダッシュポットの内径が製造時と同一とした場合、両者のクリアランスは、当初の約半分に減じているといえる。(3)吸収ピン試験では、ペレットスタック下部の被覆管外径増加(最大増加率:1.04%)及びスタック長の伸び(最大5.9㎜)が確認された。また、ベント機構部ではベント管に白色付着物が確認された。これはベント孔からナトリウムの侵入があったためと思われる。(4)被覆管の外径増加は、G4Cペレットのスエリングによるペレット一被覆管相互作用によるものと考えられる。外径増加率は照射の進行に伴い増加してきている。またスタック長の変化も照射の進行に伴い伸びており、MCR005では定格第3サイクルまで照射したMCR002の約2倍の伸びである。

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