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「常陽」MK-IIA型特殊燃料集合体(PFA010)の照射後試験(I); 集合体及び燃料要素の非破壊試験

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沖元 豊*; 平沢 久夫*; 新谷 聖法*

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「常陽」MK-2照射炉心100MW定格出力第5サイクルから第8サイクルの間、照射されたA型特殊燃料集合体「PFA010」(集合体平均燃焼度38,100MWD/T)の照射後試験を実施した。本試験の照射燃料集合体試験室(FMS)における試験の目的は(1)「もんじゅ」仕様の燃料要素の高線出力下での照射挙動の確認、(2)A型特殊燃料集合体の設計妥当性の評価及び遠隔取扱性の確立、(3)FCCI低減のために被覆管内面にチタンを蒸着させた燃料要素の照射挙動の確認、(4)高レベル放射性物質研究施設(CPF)からの回収粉を使用したペレットの照射挙動の確認、(5)腐食性生成物(C.P.)捕獲材の有効性の確認である。本照射後試験により下記の結果を得た。(1)「もんじゅ」仕様の燃料要素の高線出力下での照射挙動は、燃焼度が同程度のMK-2炉心燃料に比べ、中心空孔が明瞭であること、FPガスによる内圧が約1.6倍であること、FCMIの影響と推定される外径変化(最大D/D=0.3%)の有ること等が認められ線出力により挙動に差異のでることが確認された。中心空孔の形成については、ペレット密度が低いことも寄与していると考えられる。(2)集合体及び燃料要素には、傷等の損傷はなく異常な変形等も認められず、照射リグの構造体としての健全性が確認された。また、本照射リグのナトリウムドレン性は良好であった。遠隔での解体及び取扱いについては治具を使用することにより容易に実施できることが確認された。(3)FCCIを低減するために被覆管内面にチタンを蒸着した燃料要素の照射挙動について、非破壊試験では標準燃料要素と比べ顕著な挙動変化は認められなかった。(4)CPF回収粉と転換2㎏MOX施設の転換粉とでは、非破壊試験において照射挙動に差異は認められなかった。(5)Niメッキ材の腐食性生物の捕獲有効について、$$^{54}$$Mnの捕獲材としての有効性がホット試験でも確認された。

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