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高速実験炉「常陽」運転経験報告書; 原子炉容器熱変位量について

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畠中 孝司*; 今井 勝友*; 鈴木 伸也 ; 永井 均*; 飯島 稔*; 原 和之*; 村山 隆典*

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本報告書は従来では手計算で行ってきた炉容器熱変位量の計算をパソコンを利用したプログラムを用いて100MW原子炉出力上昇、下降時の各プラント状態及び床下メンテナンス移行における熱変位量に関するデータをまとめ、検討を行ったものである。検討結果の主要結論は以下のとおりである。(1) 100MW第1$$sim$$第13サイクルまでの原子炉出力上昇及び下降時における炉容器熱変位量は運転制限値である3㎜を越えたことはなかった。 (2) 炉容器熱変位量は原子炉出口温度の変化に追従して推移し、その割合は核加熱時GL-4470㎜が約50%と最も大きくその後出力上昇に伴ってGL-5675㎜、GL-7200㎜と移っていく。また出力下降時についてはその逆となる。(3) 床下メンテナンス移行時の炉容器熱変位量実績値は約6㎜であった。これは炉容器に大きな周方向の温度差が生じるためであると考えられる。(4) 炉容器熱変位量の計算式は温度差の絶対値から求めるものでありプラント状態によっては熱変位量制限値に大きく影響するため方向性等を考慮した合理的な見直しも必要と思われる。

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