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低温核融合追試実験中間報告書

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若林 利男*; 池田 真輝典*; 大谷 暢夫*; 鳥居 建男  ; 根本 昌明*; 野村 茂雄*; 小野瀬 庄二* 

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フライシュマンとポンズ及びジョーンズの低温核融合実験の追試実験を行うことにより、低温核融合の可能性について評価した。また、今後の課題についての検討した。今回の追試実験は大洗工学センター各部よりそれぞれの分野の専門家が集まり実施した。追試実験における測定項目は、重水の電気分解方式では、中性子、重水電解液中のトリチウム(T)量、パラジウム(Pd)電極中のT量等,重水素ガスを吸蔵させ冷却する方式では中性子である。今回の追試実験結果をまとめると以下のようになる。(1)電気分解方式におけるTの測定結果については、Pd電極中に濃縮又は分離効果以上のTが生成された可能性がある。(70時間電気分解で約10pCi(2$$times$$108個T))(2)電気分解方式における中性子測定結果については、一部バックグランドと優位な差(1.2倍、3$$sigma$$以上)と見とめられる結果が得られたが、その後未だ再現したデータは得られていない。(3)重水素ガス方式における中性子測定結果については、40気圧の場合、冷却停止約40分後、温度上昇時にバックグランドより多い計測が数度得られた。これらの追試実験結果より低温核融合の可能性について、次のような推察ができる。(イ)Tの生成から考えて、フライシュマンとポンズの実験のような大量の発熱生はないにしても低温核融合の可能性はあると思われる。(ロ)T生成量と比べる中性子発生数は非常に少ないため、D(d,p)T反応とD(d,n)He反応の分枝比(p/n)が大幅にかたよっている可能性がある。

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