世界エネルギー会議(第14回)参加報告

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小泉 益通

Koizumi, Masumichi

カナダ・モントリオールのパル・デ・コングレ会場において第14回世界エネルギー会議が91か国、約5000名が参加して、平成元年9月17日21日の5か間、開催された。本大会は3年毎に開催されているもので、この3年間の世界にエネルギー界の動き及び今後の動向を把握し、当事業団の今後の事業計画等へ反映されることを目的として参加した。今回の主要テーマは、「エネルギーと社会」「エネルギと環境」「エネルギーと経済「エネルギーと技術」の四つのデー間を柱としたものであったが、最近の国際情勢を反映してか環境問題に関心が集中していた。エネルギーの零給において、2050年頃までは石油が優勢であろうと考えられるが、環境の問題から水力、天然ガス、原子力が注目されている。また、再生可能エネルギーとして太陽、風力、バイオマス等の技術、経済性が論じられたがまだまだの感が試えない。エネルギーの増大を伴う経済繁栄とエネルギーの仰制・減少を伴う環境問題との寵愛どうするかについて、この大会を通じて各国がそれぞれの立場で認識し一つの方向に意識は向けられた。

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