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「常陽」MK-III計画二重管蒸気発生器設置検討(II) -リーク検出系の要求条件の摘出-

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磯崎 和則*; 沢田 誠*

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「常陽」では,MK-III計画の一環とし,二重管SGを用いた2次系削除システム(中間系合理化システム)の検討を進めている。2次系削除システムを実現化させるためには,許認可上安全ロジックの構築が必要不可欠である。この安全ロジックの構築においては,「リーク検出系の条件」が重要な課題となる。本作業では,安全ロジックを構築する上で重要となるリーク検出系の要求条件を摘出するため,リーク検出系の仕様検討を行い,これらを基にリーク検出系応答解析を行った。この結果,伝熱管破損をDBE(貫通リークなし),BDBE(微小リーク)と想定した条件下でのリーク検出系の構成,検出性能等が「常陽」の体系で以下のように定められた。1)リーク検出系の要求条件1内管リーク検出計:Ne中湿分検出計0.01mm径相当のリークを検出目標時間3時間以内に検出できるパラメータ範囲は,a) 検出設定値 : $$<$$100Vppm b) Neプレナム体積: $$<$$2=c) Ne循環流量 : 5$$sim$$100N=/h2 外管リーク検出計: Na中Ne検出計0.01mm径相当のリークを検出目標時間3時間以内に検出できるパラメータ範囲は,a) 検出設定値 : $$<$$10Vppm b) サンプリングNa流量: $$>$$201/min c) スパージャ率: $$>$$0.4d)キャリアガス容積: $$<$$0.02mm33貫通小リーク検出計: Na中水素計水リーク率1g/sec以下のリークを破損伝播なしに検出できるパラメータ範囲は,a) 検出設定値:$$<$$30ppbb) 検出時間 :$$<$$30sec4貫通中リーク検出計:音響計水リーク率0.1g/sec$$sim$$1Kg/sec(破損孔0.1mm$$sim$$10mm)の中リーク以上を1本ギロチン破断相当のリーク量75kg以下に抑えることができるパラメータ範囲は,あ)検出感度: $$<$$10g/sec b) 検出遅れ時間: $$<$$15sec 今後,リーク検出系に対する検討は,上記の「常陽」2次系削除システム・リーク検出系要求仕様条件を基に開発されるリーク検出計の仕様,性能及び特性を基に,リーク検出系応答解析モデルの詳細化等を行う必要がある。また,安全ロジックを構築する上で必要なもう一つの課題であるナトリウム-水反応生生物挙動解析コードの開発も必要と考えられる。

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