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モンテカルロコードVIMの整備

Installation of Monte Carlo code VIM

石塚 龍雄*; 斎藤 正幸*; 鯵坂 洋史*

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炉心計算の解析手法には決定論的手法と確率論的手法がある。決定論的手法は基本核定数(JFS-3等)を用いて群定数を作成しこれをもとに体系計算を行う手法である。一方確率論的手法は疑似乱数を用いて炉心内の中性子の履歴を追って核特性値を得る手法である。この手法は続計処理を用いて核特性値の期待値$$pm$$標準偏差を計算する。この手法では標準偏差を目標精度以下にするために多くの計算時間を必要とするが決定論的手法では避けられない近似モデル化にともなう解析誤差がほとんどないとされており高い解析精度が期待できる。現在のコンピェータの計算速度は十分ではないが炉心計算に碓率論的手法を用いることができる状況にあり今後コンビュータの処理速度が速くなることを考えると確率論的手法の重要度は増すものと考えられる。そこで今回は確率論的手法の代表的コードであるVIMを大型計算機で整備し並列計算機への移植を試みまた臨界実験解析への適用性を評価した。以下本作業で得られた結果を要約する。(1)モンテカルロコードVIMの大型計算機への導入NEDACに登録されているVIM(ver.2/13,ENDF-B/4版)と原研で整備されたVIM(JENDL-3.1版)を大型ス力ラー計算機に導入した。(2)並列化処理のためのコード改修モンテカルロコードVIMの均質モデル計算ルーチンをCRAY-T3Dで並列処理できるよう改修した。複数のCPUを用いたときの実効増倍率並列化率を下表に記す。計算は均質モテルで128000ヒストリーの中性子履歴を迫った。16CPUを用いた場合の並列化率は66%となった。VIMコードはCombination Geometry(CG)を用いて複雑な体系を扱えるがCGを用いるルーチンの並列化については間題点を検討するにとどめた。(3)ZPPR実験解析への適用性評価今回は確率論的手法による実効増倍率と反応率分布の臨界実験解析への適用性を評価するためにZPPR-9臨界性解析とZPPR-13A反応率分布解析を行った。ZPPR-9臨界性解析VIMコードを用いてZPPR-9の実効増倍率を計算した。ZPPR-9の計算体系はドロワー上部のクリアランスなど実際の体系をできるだけ再現して行った。JENDL-3.1を用いて計算した結果を下表に記す。確率論的手法と決定論的手法の実効増倍率の差は約0.1%$$Delta$$kと非常に近い結果が得ら

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