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ヘリウム蓄積法による中性子照射量の測定精度に関する研究

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神田 幸則*

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中性子照射量評価の高精度化のために、動力炉・核燃料開発事業団において開発中の中性子フルエンスモニタ(HAFM)測定装置を、九州大学の微量He原子測定装置(HAMS)と相互比較することにより測定精度の評価を行った。また同時に、将来の中性子モニタ物質としてのステンレス鋼(SUS316)の適用性の評価を行った。装置の相互比較は、He含有標準試料を両装置で測定し、測定結果を比較することにより行った。He含有標準試料は、イオン注入装置を用いて、同一条件(イオン電流,照射量,照射体系)で一対の試料にHeイオンを注入することにより作製した。試料には、Al,Cu,V,SUS316を用い、注入量は、1x10/SUP13$$sim$$3x10/SUP15/atoms/sampleであり、異なる条件下におけるHe含有量の測定及び比較を行うことが出来た。また、本測定に関連して、平成2年度に作製したHe含有標準試料(Cu,V)の測定を実施し、He注入試料のHe保持能力の検証を行った。ステンレス鋼の中性子モニタ物質への適用性の評価は、ステンレス鋼のHeガスの放出条件の確認を重点研究課題とした。既知量のHe(1x10/SUP14/atoms)を注入したステンレス試料を複数個作製し、ステンレス鋼の融点近傍で加熱し、加熱温度に対するHe放出量を測定した。本測定結果より、ステンレス試料から含有Heを放出させるために必要な加熱条件を決定することが出来た。

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