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コンクリートからの放出水測定実験 -ナトリウム漏洩燃焼実験-IIにおける放出水量の推定-

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梶原 美格*; 横内 洋二*; 照沼 和幸*

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本報告書は「ナトリウム漏えい燃焼実験-II」における加熱コンクリートからの放出水量評価に資することを目的として実施した「コンクリートからの放出水測定実験」結果を取りまとめたものである。実験結果の要約を以下に示す。(1)実験前コンクリートコアの含水率測定結果コア全量で行った含水率試験では、昭和60年度作成パネルより採取したコアが4.41%、昭和61年度製作パネルより採取したコアが4.63%であり、約0.5%昭和61年度製作パネルの方が大きかった。これらの値は、前回実施の「SOLFA-1試験装置のコンクリート試験検査」で測定された実験前平均含水率4.21%と比較しても同レベルにあると考えられる。(2)予備実験(昇温確認)コア加熱用マイクロヒータが所定の昇温速度能力を所有していることの確認実験を行った。その結果マイクロヒータは所定の昇温速度能力を所有していることを確認した。(3)基礎実験結果耐熱シール材使用型(No.1-1,No.5-1)及び、円筒容器使用型(No.2-1,No.3-1)による基礎実験結果より、No.4-1以降の試験体型を円筒容器使用型に決定した。(4)本実験結果(a)放出水量は同一条件でもデータにばらつきがあるが、加熱速度が高くなると放出水量も高くなるという結果を得た。(b)加熱条件が相違した場合は、上記の要因以外に加熱速度や加熱時間の影響も大きいと考えられる。すなわち、温度到達時間や持続時間により放出水量が大きく異なり、同一温度の放出水量であっても加熱速度が早いほどコンクリートからの放出水量は小さいものと考えられた。これらの点を考慮して、土木学会コンクリート標準示方書〔施工編〕15.8に基づいて積算加熱温度化することにより放出水量との関係がある程度一定の傾向が得られた。

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