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JFS-3-J2とJFS-3-J3の比較計算作業

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井戸 勝*; 原 俊治*

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JFS-3-J3炉定数セットの「常陽」炉心管理計算への適用性を評価するため、JFS-3-J3セットによるMK-II炉心の核特性計算を行い、従来のJFS-3-J2セットによる結果と比較した。主な作業結果は下記のとおりである。・ JFS-3-J3ではJFS-3-J2と比較してMK-II炉心体系の実効増倍率を小さく評価する。これは、主にPu-239とU-235の核分裂断面積がJFS-3-J2より小さくなったことによる。なお、吸収断面積もJFS-3-J3の方が小さいが、これが実効増倍率に与える影響は、核分裂断面積低下による影響より小さい。・前述の核分裂断面積の差により、JFS-3-J3による炉心中心位置の中性子束は、JFS-3-J2より全中性子で1.0%、高速中性子束(E$$>$$0.1MeV)で0.8%高く評価した。・ 主にU-238とOの輸送断面積の低下により、JFS-3-J3による拡散係数は1%大きくなる。これにより、中性子束分布は、径・軸方向とも、JFS-3-J3による計算結果の方が平坦化し、全炉心のピーキング係数は1%低下した。以上より、JFS-3-J3を炉心管理計算に用いた場合の従来との核特性計算値の違いとその原因を把握した。これらの核特性の差が、燃焼欠損反応度、燃焼度及び諸熱特性等へ与える影響は小さいと予想されるが、長期の炉心管理計算へ適用した場合の影響について、今後、検討することとする。

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