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ODS鋼の電子線による照射特性評価,3; 動燃-北海道大学共同研究平成9年度成果報告書

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高橋 平七郎*; 渡辺 精一*; 赤坂 尚昭; 坂口 紀夫*; 木下 博嗣*; 鵜飼 重治  

not registered; Watanabe, Seiichi*; Akasaka, Naoaki; not registered; not registered; not registered

酸化物分散強化型フェライト鋼(ODSフェライト鋼)の照射特性に関する検討の一環として、微細分散した酸化物界面のシンク効果を考慮したモデル計算から、Crの照射誘起粒界偏析に及ぼす微細分散粒子の効果を検討した。結晶粒内に分散粒子が高密度に存在する場合、粒界近傍におけるCrの照射誘起偏析を抑制することが確認された。微細分散粒子の照射誘起偏析に及ぼす効果は、結晶粒内における点欠陥濃度の低下に伴う誘起偏析の抑制、及び結晶粒界の点欠陥捕獲半径の現象に伴う偏析領域の縮小であることがモデル計算により示唆された。また、照射誘起偏析に対する計算コードの高度化、及び高精度化について、オーステナイト系ステンレス鋼(Fe-Cr-Ni)を対象に検討した。Fe-Cr-Ni合金中でのNi原子の移動機構はドラッグ型格子間原子の移動であることがモデル計算、ならびに電子線照射実験の面から明らかにされた。さらに、実用鋼における誘起偏析挙動を予測するため、照射誘起偏析モデルに関して、いくつかの拡張を行い、電子線照射実験と比較より、モデルの妥当性を検討した。

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