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Characteristis of tearing modes in steady state high $$beta_{p}$$ H-mode discharges in JT-60U

JT-60Uの定常高$$beta_{p}$$放電における抵抗性不安定性の特性

諫山 明彦; 鎌田 裕; 小関 隆久; 井手 俊介

Isayama, Akihiko; Kamada, Yutaka; Ozeki, Takahisa; Ide, Shunsuke

JT-60Uでは加熱分布や圧力分布を最適化することにより、高$$beta_{p}$$Hモードプラズマを長時間維持するのに成功しているが、$$beta$$値が高い領域では抵抗性不安定性が発生し閉じ込め性能が劣化する。この不安定性は、(1)密度が低いほど発生しやすい、(2)$$beta$$値が高いほど発生しやすい、(3)不安定性飽和時の磁場揺動の振幅は$$beta$$値とともに大きくなるなどの特徴がある。これらの特徴は新古典テアリングモードの特徴と似ていて、特に(2)と(3)は古典的なテアリングモードとは逆の傾向を示す。理論計算の結果でも本抵抗性不安定性は新古典テアリングモードの性質を示すことがわかった。また、1999年、電子サイクロトロン(EC)波を入射して不安定性を安定化する実験を行った。ECE計測装置で同定した不安定性発生場所にEC波が吸収されるように入射角を調節した結果、特定の放電で磁場揺動の振幅と磁気島付近の電子温度揺動が減少することを観測した。

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