Simple internal exposure measurement for tritium by expiratory water trapping method using water bubbler

水バブラを用いた呼気中水分捕集法によるトリチウム内部被ばく簡易測定

辻元 隆幸; 西薗 竜也; 田村 勝裕

Tsujimoto, Takayuki; Nishizono, Tatsuya; Tamura, Katsuhiro

トリチウムプロセス研究棟(TPL)などのトリチウム取扱施設での被ばく管理は、外部被ばくよりも内部被ばくを管理することが重要である。TPLでは四半期毎の尿中のトリチウム量測定による内部被ばく検査のほかに、事前評価として吸入摂取の恐れのある実験及び作業終了時と、毎月定期的に全作業者を対象に、呼気中水分捕集装置を用いて呼気水分中のトリチウム量測定による内部被ばく検査を行っている。しかし、呼気中水分捕集装置の捕集効率は約40~90%と変動が大きかった。捕集効率の変動は内部被ばく線量の評価に大きな誤差を生じさせるため、捕集効率が一定となるよう装置を改造した。改造後の捕集効率は約85~96%と変動が小さくなり、実用上の捕集効率を85%に改善した。

no abstracts in English