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JT-60U真空容器排ガス分析と酸素挙動

Analysis of exhaust gas in JT-60U vacuum vessel and behavior of oxygen

小林 靖典*; 磯部 兼嗣; 神永 敦嗣; 中村 博文; 都筑 和泰; 東島 智; 小西 哲之*

Kobayashi, Yasunori*; Isobe, Kanetsugu; Kaminaga, Atsushi; Nakamura, Hirofumi; Tsuzuki, Kazuhiro; Higashijima, Satoru; Konishi, Satoshi*

JT-60Uで実施された酸素含有ガスによるグロー放電時の排出ガスを分析するとともに、小規模なテストスタンドでの模擬実験を行い、両者を比較検討した。JT-60UのHe-O$$_{2}$$グロー放電洗浄ではメタンの排出が促進され、遅れてCO$$_{2}$$が排出された。これは、壁面から放出された炭素や水素が酸素と化合した後にそれらが反応してメタンを排出して、酸素は何度も再利用され触媒のように働いていると考えられる。また、大気開放直後の酸素が多い時期に実施したHeグロー放電洗浄ではC$$_{2}$$H$$_{2}$$, C$$_{2}$$H$$_{4}$$の排出が支配的であったが、これは壁面に吸着した酸素が影響していると考えられる。これらの挙動を理解するため、テストスタンドによる詳細な分析を実施し、下記のような初期結果を得た。(1)炭素電極への酸素の吸着が確認された。(2)He-O$$_{2}$$グロー放電,Heグロー放電においてCO, CO$$_{2}$$の排出が見られた。(3)酸素吸着量の違いによるCO, CO$$_{2}$$の発生量には有意な差が見られなかった。(4)CO, CO$$_{2}$$の発生量はグロー電流に比例するが、酸素濃度(1%$$sim$$10%)にあまり影響を受けなかった。(2), (3)はJT-60Uで得られた結果とは異なる。その原因の一つとして、JT-60Uのトカマク運転中に照射される水素同位体の影響が考えられるので、今後は水素放電を行った後に酸素グロー放電を行いJT-60Uでの実験をさらに模擬して酸素挙動の分析を進める。

no abstracts in English

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