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高速炉燃料ピン用渦電流探傷技術の開発; 照射燃料ピン試験結果

Development of eddy current testing technique for fast reactor fuel pins; ECT results of irradiated fuel pins

宮地 紀子 ; 勝山 幸三 ; 永峯 剛; 中村 保雄; 大谷 昭*

Miyaji, Noriko; Katsuyama, Kozo; Nagamine, Tsuyoshi; Nakamura, Yasuo; Otani, Akira*

照射した高速炉用燃料ピンの被覆管は、高燃焼度に伴い、その内面がFCCI(Fuel Cladding Chemical Interaction)により削られ、その健全性に影響を及ぼす可能性がある。そのため、燃料ピン被覆管の健全性を非破壊にて確認できるように、渦電流を用いた探傷技術の開発を進めている。この技術の、照射後試験への適用性を検討するために、非照射模擬被覆管に加え、高速実験炉「常陽」で照射した燃料ピンに対して同技術を適用し、その探傷の可能性を検討した。非照射模擬被覆管(外径6.5ミリ,被覆管肉厚0.47ミリ)を探傷した結果、腐食による減肉部を渦電流にて探傷できることが確認された。また、被覆管肉厚と渦電流信号値には、肉厚が小さくなるほど信号値が大きくなるという、相関があった。一方、照射燃料ピン(外径6.5ミリ,被覆管肉厚0.47ミリ)では腐食量が小さく、該当箇所で有意な信号を検出するに至らなかった。また、渦電流信号は内面腐食とは無関係に変化しており、今後、その原因について分析するとともに、さらにデータの拡充をはかり、照射後試験への適用性を検討していく。

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