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「ふげん」におけるトリチウム除染手法の検討

Study on tritium removal technology of ATR Fugen

松嶌 聡 

Matsushima, Akira

「ふげん」は、減速材に重水を使用していることから、重水系の廃止措置を進めるうえで、系内に残存するトリチウム除染が必要となる。このため、重水系の一部や重水系と同様な条件下である重水精製装置の機器・配管を試験体とし、通気乾燥によるトリチウム除染試験を実施し、トリチウム除染手法を検討した。トリチウム除染試験の結果、通気初期の段階で大部分のトリチウムが除去されることが確認されたが、完全な除染には長時間を要することが判明した。また、通気量や試験体の大小にかかわらず、試験体単位面積あたりのトリチウム放出率は一定であった。トリチウム除染試験を踏まえて「ふげん」における重水系のトリチウム除染手法を検討した結果、系内に重水が残留する状態である初期段階の除染では、閉ループによる通気乾燥が有効であり、乾燥状態を確認した後は、系内を間欠通気し、ある程度の時間をかけ残留トリチウムを除去していく方法が有効であることがわかった。

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