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Component analysis of particulate products in electron beam-irradiated Xylene/air mixtures using an atmospheric pressure ionizing mass spectrometer

電子ビーム照射キシレン含有空気中の粒子状生成物の大気圧イオン化質量分析装置を用いた構成成分分析

箱田 照幸; 迫 利浩*; 島田 明彦; 石田 恒雄*; 小嶋 拓治

Hakoda, Teruyuki; Sako, Toshihiro*; Shimada, Akihiko; Ishida, Tsuneo*; Kojima, Takuji

キシレンは空気中では電子ビーム照射により酸化分解し、ガス状及び粒子状物質を生成する。本研究では、キシレンの分解無害化処理において問題となるこの粒子状生成物の成分を明らかにするために、捕集した粒子状生成物を水素含有アルゴンガス中で150$$^{circ}$$Cまで昇温しガス化(昇温脱離)させ、ガス化した成分を大気圧イオン化質量分析装置により分析した。その結果、温度が120$$^{circ}$$C以上において、質量数が139-203uの範囲で質量数16uごとの周期を有する成分のピークが観測された。この周期質量は酸素の原子量と一致することから、155-203uの質量数範囲の成分は質量数139uの成分に酸素原子が結合した成分であると推定された。さらに、極微小ではあるものの質量数が392uの成分が観測された。この質量数は、炭素間結合を維持した状態でキシレン1分子が最大限酸化された成分の分子量よりも大きいことから、複数のキシレンの分解生成物が反応してこのような高分子量の成分が生じた可能性がある。

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パーセンタイル:26.73

分野:Chemistry, Multidisciplinary

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