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高速実験炉「常陽」の定期的な評価

Periodic safety review of the experimental fast reactor JOYO

礒崎 和則 ; 高松 操 ; 坂場 秀男; 前田 幸基

Isozaki, Kazunori; Takamatsu, Misao; Sakaba, Hideo; Maeda, Yukimoto

高速実験炉「常陽」では、昭和50年4月24日(保安規定認可日)から平成15年3月31日までを評価対象期間として、定期的な評価(保安活動に関する評価,高経年化に関する評価)を実施したとともに、その結果に基づく保全計画を策定した。保安活動に関する評価では、運転及び保守管理をはじめとした保安活動を調査した結果、事故・故障等を未然に防止するための十分な保安活動を実施してきており、その活動は適切かつ有効であったと評価したとともに、原子炉施設の安全性・信頼性確保のための新たな追加措置は摘出されなかった。高経年化に関する評価では、ナトリウム冷却型高速炉である高速実験炉「常陽」の特徴を踏まえつつ、考えられる経年変化事象を抽出し、代表となるべき評価対象機器等を選定し、点検結果等で見られた経年変化に対する観察結果,測定データ等の実績調査を行い、規格,基準等の許容値,基準値等と比較・検討することで、現状の保全活動が適切なものか、その妥当性を評価した。評価の結果、安全機能上問題となるような経年変化傾向はなかったものの、腐食を中心とした定期的な監視,一部機器・部品等の計画的な更新等を行っていく必要があると評価した。高経年化に関する評価の結果では、安全機能上問題となるような経年変化傾向はないものの、腐食を中心とした定期的な監視,一部機器・部品等の計画的な更新等を行っていく必要があることから、高経年化に関する評価において抽出した経年変化事象に対して、平成17年度から平成26年度(10か年)までの長期保全計画を策定した。

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