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PrFe$$_{4}$$P$$_{12}$$の圧力誘起絶縁相における単結晶中性子回折

Single-crystal neutron diffraction on the pressure-induced insulating phase of PrFe$$_{4}$$P$$_{12}$$

川名 大地*; 長壁 豊隆  ; 桑原 慶太郎*; 菊地 大輔*; 青木 勇二*; 神木 正史*; 佐藤 英行*

Kawana, Daichi*; Osakabe, Toyotaka; Kuwahara, Keitaro*; Kikuchi, Daisuke*; Aoki, Yuji*; Kogi, Masafumi*; Sato, Hideyuki*

PrFe$$_{4}$$P$$_{12}$$は常圧、約6K以下でQ=(1,0,0)の反強四重極秩序を示す。これに静水圧力を加えていくと、約2.4GPaで格子定数の顕著な変化を伴って金属-絶縁体転移を示す。それと同時に四重極秩序も消滅する。今回、この圧力誘起絶縁相での秩序パラメーターを見いだすべく、高圧力下中性子回折実験を行った。実験ではJRR-3Mに設置されたTAS-1分光器を使用し、また、従来の対向サファイアアンビルセルを改良したハイブリッドアンビルセルを使用して3.2GPaまで圧力をかけた。実験の結果、約8K以下で、格子定数の異常とともに、金属相での禁制反射の位置であるQ=(1,0,0)に磁気反射のピークを観測した。解析の結果、この圧力誘起絶縁相が、体心格子の体心と頂点とで磁気モーメントが互いに反平行で、大きさがPrあたり1.8$$mu$$$$_{B}$$であるような反強磁性構造を持つ磁気秩序相であることがわかった。

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