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外国における食品照射の現状; 世界から取り残された日本

Current status of food irradiation in the world

久米 民和

Kume, Tamikazu

世界の食品照射の現状について、各国における実施状況を紹介した。2006年1月のFAO/IAEAのデータベースでは、最新の許可品目リストとして、食品類を8つの項目に分類し、57か国が記載されている。全世界の照射食品の処理量は、1997年200,000トン,1998年210,000トン,1999年257,000トンと急速に増大しており、2005年には350,000トンに達すると推定されている。特に香辛料の照射は照射食品全体の1/3を占め、1987年の8,000トンが1998年には80,000トンと10年間で10倍に増大し、2000年には約90,000トンに達している。米国が世界の半分を占めており、ベルギー,オランダ,フランス,南アフリカ,カナダ,メキシコ,韓国,中国なども照射量が多い。熱帯果実の検疫処理のための照射処理は、メチルブロマイドに代わる方法として実用化が進みつつあり、米国を中心とした今後の展開が注目される。

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