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Vitrification technology development plan in Tokai reprocessing plant

東海再処理工場におけるガラス固化技術開発計画

青嶋 厚 ; 田中 和彦

Aoshima, Atsushi; Tanaka, Kazuhiko

ガラス固化施設のガラス溶融炉は、溶融ガラスの高い腐食性及び溶融ガラスに溶解せず溶融ガラス中に懸濁している白金族元素という技術的な特徴を有するがゆえに、より効率的な運転のためには、種々の高度化技術開発が必要となる。東海ガラス固化技術開発施設(TVF)の溶融炉の設計寿命は、溶融ガラスの腐食性により、5年である。これは、5年ごとの溶融炉交換と交換済み溶融炉の解体作業を必要とし、TVFでも、平成14$$sim$$16年度に初めての完全遠隔操作による溶融炉の撤去及び設置作業を行った。交換済みの溶融炉は、YAGレーザを用いた遠隔解体システムを開発製作し、平成17年度より解体作業を実施している。溶融炉中では、白金族元素は溶融ガラス中に懸濁しており、その比重が溶融ガラスより重く、電気伝導率が溶融ガラスより高いため、溶融炉底部に蓄積した場合、効率良い加熱を妨害する。このため、TVFでは、炉底低温運転という特殊な運転方法を開発するとともに、溶融ガラスのスムースな抜き出しを目的とした炉底構造を開発し、2号溶融炉に適用している。さらに、溶融炉の運転にあたっては、白金族元素の蓄積状況を監視する方法を開発するとともに、白金族ガラスを遠隔で除去し、内部の腐食進捗状況を測定する保守システムの開発を行っている。また、経済性向上を目的として、ガラス固化体中の廃棄物含有率を向上させる高減容化技術の開発を平成16年度より進めている。一方、TVFの3号溶融炉用に、長寿命化溶融炉の技術開発を平成17年度より実施している。

no abstracts in English

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