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LHDとJT-60Uにおけるボロン化壁の比較と運用方法の最適化

Comparison of boronized wall between LHD and JT-60U for optimization of boronization procedure

芦川 直子*; 西村 清彦*; 増崎 貴*; 相良 明男*; 大藪 修義*; 木津 要; 柳生 純一; 信太 祐二; 石本 祐樹*; 宮 直之; 中畑 俊彦*; 吉河 朗*; 大矢 恭久*; 奥野 健二*; 日野 友明*

Ashikawa, Naoko*; Nishimura, Kiyohiko*; Masuzaki, Takashi*; Sagara, Akio*; Oyabu, Nobuyoshi*; Kizu, Kaname; Yagyu, Junichi; Nobuta, Yuji; Ishimoto, Yuki*; Miya, Naoyuki; Nakahata, Toshihiko*; Yoshikawa, Akira*; Oya, Yasuhisa*; Okuno, Kenji*; Hino, Tomoaki*

LHD及びJT-60U真空容器内部に設置した照射サンプルをX線光電子分光装置(XPS)を用いて分析比較した。測定には、LHDで主放電6081ショット,ボロニゼイション3回に曝されたステンレス(SS316)サンプルを、また同様にJT-60Uポート内で主放電1896ショット,ボロニゼイション2回に曝された SS316サンプルを使用した。(1)LHDでは最表面において炭素が20%,酸素が45%であり、それ以降基板界面に至るまで80%のボロン膜が保持されている。JT-60Uでは最表面において炭素が60%であり、その後55%程度のボロン膜が保持されている。このようにLHDと比較すると、JT-60Uでは壁材による堆積層が顕著である。(2)JT-60Uでのボロン膜上の堆積層はトーラス方向に非均一であり、C1s及びO1sのXPSスペクトルピークシフトの結果においても場所により異なる傾向を示す。これはトーラス方向の酸素捕捉能力が非均一であることを示唆している。(3)ボロン膜厚は、LHDではグロー電極の位置に依存するが、JT-60Uではそのような傾向は見受けられなかった。理由の一つとして炭素堆積層がトーラス方向に非均一であることが支配的となっていると考えられる。(4)ボロン膜の厚みは実験サイクル中十分に保持されているため、ボロン化壁による酸素軽減効果はおもにボロン膜の最表面の特性に起因すると考えられる。

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