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IASCC感受性の予兆診断手法に関する研究

A Study of testing method for predictive-monitoring of IASCC susceptibility

根本 義之  ; 上野 文義  ; 永江 勇二 ; 高屋 茂  ; 吉武 庸光 ; 青砥 紀身 ; 塚田 隆 

Nemoto, Yoshiyuki; Ueno, Fumiyoshi; Nagae, Yuji; Takaya, Shigeru; Yoshitake, Tsunemitsu; Aoto, Kazumi; Tsukada, Takashi

本研究においては原子炉の高経年化対策において問題となっている、オーステナイト系ステンレス鋼の照射誘起応力腐食割れ(IASCC)を、そのき裂発生以前の段階において検知する手法の開発のため、IASCC感受性と磁気測定結果の相関関係について検討を行った。研究に用いた試料は高純度304系モデルステンレス合金(HP304)と、その合金に炭素を約0.1mass%添加した合金(HP306/C)、及びモリブデンを約2.5mass%添加した合金(HP316)である。以上3種類の組成の合金の1dpa照射材と5dpa照射材を用いて高温水中低歪み速度引張り(SSRT)試験を行い、IASCCの発生した粒界破面率(=IASCC感受性)を求めた。またこれら試験片のつかみ部について、フラックスゲート(FG)センサーによる漏えい磁束密度測定を行った。これらの結果を比較したところ、IASCC感受性と漏えい磁束密度の間には良い相関関係がみられた。この磁気的計測手法を発展させることにより、合金組成の異なる、さまざまな使用年数を経たオーステナイト系ステンレス鋼構造材料に適用可能な、非破壊の劣化予兆診断技術を開発できる可能性が示された。

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