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放射線ラジカル重合による有機ポリマー製モノリスカラムの作製とその評価

Preparation and characterization of organic polymer-based monolithic columns prepared by radiation-induced polymerization

植木 悠二; 片貝 秋雄; 玉田 正男; 岩下 義和*; 堀田 弘樹*; 小竹 玉緒*; 角田 欣一*; 梅村 知也*

Ueki, Yuji; Katakai, Akio; Tamada, Masao; Iwashita, Yoshikazu*; Hotta, Hiroki*; Odake, Tamao*; Tsunoda, Kinichi*; Umemura, Tomonari*

熱重合法による有機ポリマー製モノリスカラムの研究開発に取り組み、これまでに低圧力損失ながらも十分な分離能を与える有機ポリマー製モノリスカラムの作製を行ってきた。しかし、熱重合法では加熱の不均一性,重合開始剤の分散性,重合反応に長時間(24時間)を要する等の問題があり、均質なモノリスゲルの作製には限界があった。そこで本研究では、$$gamma$$線を用いて細孔径が制御された均質な有機ポリマー製モノリスカラムの作製法の検討を行った。その結果、放射線重合により作製したモノリスゲルには、熱重合において観察される20$$mu$$m程度の大きさの空隙はなく、より均質なゲルを形成することができた。カラム作製条件の最適化を図ったところ、モノマー濃度を20%,線量を10kGyh,重合時間を1時間,重合温度を0$$^{circ}$$Cとした場合、十分な分離能を有し、かつ圧力損失が低いカラムの作製に成功した。また、このカラムの特徴を利用して流速グラジエント溶離(線流速:1$$rightarrow$$10mm s$$^{-1}$$(0$$rightarrow$$5min))を試みたところ、分離能を損なうことなく、一般的な送液速度(線流速:1mm s$$^{-1}$$)において30分かかっていた分析時間を7分に短縮することができた。

no abstracts in English

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