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Structure of unstable nuclei in the sd-pf shell region by shell model with proper tensor force

適切なテンソル力を用いた殻模型によるsd-pf殻領域の不安定核の構造

宇都野 穣   ; 大塚 孝治*; 水崎 高浩*; 本間 道雄*

Utsuno, Yutaka; Otsuka, Takaharu*; Mizusaki, Takahiro*; Homma, Michio*

不安定核における殻構造が安定核のものと異なる可能性は、近年よく議論されている問題である。不安定核における殻構造が変化する要因として、これまでは弱束縛による運動学的なものがおもに議論されてきたが、この効果はドリップライン近傍の核に顕著に現れるものである。一方、最近、中性子数20領域の不安定核のようにドリップラインにまだ到達しないような核でも殻構造が変化することがわかりつつある。それはおもに核力からくるものであると考えられるが、われわれは核力のスピン・アイソスピン依存性により中性子数20の魔法数をはじめ、他の領域の殻構造の変化を定性的に説明できることを示してきた。その後、定量的にはテンソル力によって説明できると考えられるようになっており、この会議では殻模型の相互作用に適切な強さのテンソル力を入れた不安定核の構造計算の結果を発表する。特に、中性子数28領域のシリコン,硫黄,アルゴン同位体の核構造が殻構造の変化を受けてどのような特異な構造をとりうるかについて着目する。つい最近、シリコン42核は魔法数核であると議論した論文が出たが、われわれの計算では、テンソル力による陽子の殻構造の変化により、その核は変形すると予言される。これまで知られた実験結果と対比させ、なぜわれわれの描像が妥当であるかを議論する。

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分野:Physics, Multidisciplinary

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