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有機溶媒中ダイオキシン類の放射線分解; ダイオキシン類分析廃液処理法の開発

The Decomposition of dioxins in organic solvents by ionizing radiation

広田 耕一; Zhao, C.*; 小嶋 拓治; 星 正敏*

Hirota, Koichi; Zhao, C.*; Kojima, Takuji; Hoshi, Masatoshi*

近年のダイオキシン類の分析需要の増加により、ダイオキシン類分析機関には、現在多量のダイオキシン類分析廃液がPCB同様保管されている。有機溶媒廃液の最も一般的な処理法には焼却法があるが、処理施設の建設費用が膨大になるほか、処理プロセスが複雑でトラブルも発生しやすい。そこで、既存の$$^6$$$$^0$$Co$$gamma$$線照射施設を活用して、分析廃液に0-160kGyの範囲で$$gamma$$線を照射し、ダイオキシン類を無毒化する技術の開発を行った。ノナン,トルエン,エタノールを溶媒として、8塩素化ダイオキシン及びフランを溶解させた各模擬分析廃液に照射を行った結果、エタノールが最も毒性低減に優れていることがわかった。低塩素化異性体の濃度変化解析の結果、エタノール中ダイオキシン及びフランは、低吸収線量域では脱塩素を、高吸収線量域では酸化分解を起こすことが明らかになった。そこで、分析実廃液をエタノールで100倍希釈し、100kGy照射したところ、ダイオキシン類を毒性換算でほぼ100%、モル換算で90%で分解することに成功した。また、この条件下でコスト試算を行い、3Lの分析廃液の場合、5万円程度で処理が可能であることを明らかにした。

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