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活断層の破砕帯の分布に関する研究

Distribution and feature of the fracture zones of active faults

丹羽 正和   

Niwa, Masakazu

地震・断層活動及びそれに伴う地殻変動は、深地層の長期安定性を評価するうえで考慮すべき点の一つである。このうち、断層破砕帯の幅を評価することは、断層活動に伴う岩盤の破断,変形の力学的影響範囲を把握するための基礎情報となり得る。断層は一般に、ステップや分岐をしばしば伴い、そのような場所では破砕帯の幅が変化している可能性が考えられる。そこで本研究では、断層がステップする部分における破砕帯の構造を明らかにする目的で、岐阜県の跡津川断層及び阿寺断層系を事例対象とし、破砕帯の分布に関する調査を行った。その結果、ステップ部には主断層の方向と大きく斜交する断層が顕著に発達し、運動様式も複雑になっているため、破砕帯の幅が広くなっていることが明らかとなった。横ずれ断層における破砕帯の幅を評価する場合、ステップ構造の有無と、それによる破砕帯の変化を把握することが重要であると考えられる。

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