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イオン液体中における有機ハロゲン化合物の放射線還元反応

Radiation-induced reduction of halogenated organic compounds in ionic liquid

木村 敦; 田口 光正; 永石 隆二 ; 小嶋 拓治

Kimura, Atsushi; Taguchi, Mitsumasa; Nagaishi, Ryuji; Kojima, Takuji

水中汚染物質の一つである有機ハロゲン化合物について、カチオンとアニオンの両性を持つイオン液体(IL)中における放射線還元反応による分解を調べた。三種類のアンモニウム系IL中のortho, para, meta-クロロフェノール(CP)の放射線分解では、各CPの分解のG値及び生成するフェノールのG値がそれぞれ0.74, 0.52となることがわかった。アルコール中のCPの放射線分解では、CPの塩素置換位置によってG値が異なる結果が得られた。次に、10種類のILにそれぞれ溶解したCPの放射線分解を行った。エーテルを含むカチオンで構成されたIL中のCPの放射線分解では、フェノールの生成のG値が高く(G=0.52)、脂肪族カチオンで構成されたIL中ではCPの分解のG値が高かった(G=1.4-1.9)。また、芳香環を有するIL中では、CPの分解のG値及びフェノールの生成のG値がともに低かった。アニオンの異なるIL中のCPの分解では、ILの粘度の増加に伴いG値が増加した。

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