Radiolytic decomposition of dioxins in liquid wastes

廃液中ダイオキシン類の放射線分解

Zhao, C.*; 田口 光正; 広田 耕一; 瀧上 真知子*; 小嶋 拓治

Zhao, C.*; Taguchi, Mitsumasa; Hirota, Koichi; Takigami, Machiko*; Kojima, Takuji

ポリクロロジベンゾダイオキシンやジベンゾフランなどダイオキシン類は最も毒性が高く、分解しにくい化合物として知られている。一般的に、ダイオキシン類を含むGC-MS分析廃液はノナンやトルエンを主成分としており、現在その適当な処分方法の開発が必要となっている。しかし、そのまま処分しようとすると、それら溶媒中でのダイオキシン類の放射線分解には高い線量が必要であった。一方、エタノールのみの溶媒中ではダイオキシン類が効率的に放射線分解することがわかった。これらから、分析廃液にエタノールを添加し放射線照射する方法を用いて、100kGyの線量で90%以上の分解率が得られることを明らかにした。

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