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InNの分解曲線と熱力学的安定性

Pressure-temperature stability of InN

齋藤 寛之; 内海 渉; 金子 洋; 青木 勝敏

Saito, Hiroyuki; Utsumi, Wataru; Kaneko, Hiroshi; Aoki, Katsutoshi

5GPaから10GPaの圧力領域で分解温度の圧力依存性を測定し、標準生成エンタルピーと常圧での分解温度を実験的に決定した。分解温度はvan't Hoffの式から、圧力に対して単調に増加する。高圧下では分解温度は高温側にシフトし、熱活性エネルギーの大きい状態で、カイネティクスの影響の小さい実験データを得られる。高温高圧下におけるInN分解の温度圧力関係を決定するために放射光その場観察実験を行った。実験にはSPring-8 BL14B1に設置された180tonキュービック型マルチアンビルプレスを用いた。実験から得られた分解温度圧力のデータを用いて最小自乗法により標準生成エンタルピー$$Delta$$H$$^{f}$$$$_{0}$$及び常圧での分解温度を計算した。$$Delta$$H$$^{f}$$$$_{0}$$=-45.2kJ/molで常圧での分解温度は286Kである。この結果はOnderkaらの計算結果と一致し、InNが常温常圧で準安定状態であることを支持するものである。

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