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Discussion on concepts for radiological dosimetric quantities in the Japan Health Physics Society

日本保健物理学会における放射線線量計測量の概念に関する議論

高橋 史明  ; 小田 啓二*

Takahashi, Fumiaki; Oda, Keiji*

国際放射線防護委員会(ICRP)及び国際放射線単位測定委員会(ICRU)は、放射線防護を目的のための線量計測量を定義してきた。これらの量は、被ばくによる健康影響を適切に定量化する必要があるため、他の諸量には見られない固有の複雑さがある。そこで、日本保健物理学会では、線量計測量に関する問題点を議論するための専門研究会を2005年4月に設立した。同研究会における主要な議論は、放射線質により線量に荷重する係数,ICRPの勧告する防護量及びICRUの定める実用量である。被ばく線量は、放射線輸送計算技術の発展もあり、従来よりも精密な解析が可能となった。一方で、生物影響にかかわる不確かさは依然として大きいとされている。また、防護量については、幾つかの誤用例が指摘されてきた。研究会は設立以降、種々の被ばく条件について、防護量及び関連する係数の意味,適用及び伴う不確かさを議論してきた。研究会の最終目標は、より理解しやすいシンプルな線量の体系を構築することにある。一方で、シンプルな体系は、放射線モニタリング,個人被ばく管理などの実際の防護に矛盾しないという条件を満たして初めて構築されると研究会は考える。

no abstracts in English

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