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三次元中性子偏極解析装置CRYOPADを利用した複雑な磁気構造の研究

Detailed magnetic structure studied by spherical neutron polarimetry

松田 雅昌

Matsuda, Masaaki

フラストレート反強磁性体は、磁性と構造の自由度が相互に深くかかわり合い、興味ある現象を示すことが大きな特徴である。われわれは、JRR-3の三軸型中性子分光器TAS-1に設置された三次元偏極解析装置(CRYOPAD)を利用して、これらフラストレート反強磁性体の複雑な磁気構造の詳細解析を行っている。今回は、過去2, 3年間に得られた新しい結果の報告を行う。一つがスピネル磁性体CdCr$$_2$$O$$_4$$に関する研究であり、Crモーメントが$$ac$$面内で楕円スパイラル構造を示すことを示した。もう一つはマルチフェロイック物質TbMnO$$_3$$に関する研究であり、MnモーメントがSDW相からスパイラル相へ連続的に変化することを、偏極度の非対角成分の測定により初めて明らかにした。

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