検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

Geochemical investigation around the Mozumi-Sukenobe fault survey tunnel

茂住祐延断層調査坑道とその周辺における地球化学的研究

佐竹 洋*; 北 裕一郎*; 林 はる奈*; 村田 正信*

Satake, Hiroshi*; Kita, Yuichiro*; Hayashi, Haruna*; Murata, Masanobu*

茂住祐延断層調査坑道において、地下水や炭酸塩について化学組成・溶存ガス組成や各種同位体などの地球化学的調査を行った。断層周辺地下水の化学組成はCa-HCO$$_{3}$$型であったが破砕帯ではNa-HCO$$_{3}$$型であった。これは断層における岩石風化作用の結果、Naが地下水に溶出して変化したと考えられた。また破砕帯内の地下水はNa/Ca比の変動が大きく、岩石の変形などにより地下水流動経路が変わり、その比が大きく変化したと考えられた。断層調査坑道の地下水は氷河期の水であり、この古い水には地下深部起源の窒素やヘリウムが認められ、断層が地下深部流体の通路となっていることが判明した。このように地下水の化学成分・同位体は断層運動と密接な関連があることが明らかになった。

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.