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ヒト肺癌細胞株における高LET重イオンマイクロビームによるバイスタンダー効果の検討

Analysis of bystander effect using high-LET heavy-ion microbeam in confluent human lung cancer cells

原田 耕作*; 野中 哲生*; 浜田 信行*; 桜井 英幸*; 河村 英将*; 長谷川 正俊*; 小林 泰彦; 中野 隆史*

Harada, Kosaku*; Nonaka, Tetsuo*; Hamada, Nobuyuki*; Sakurai, Hideyuki*; Kawamura, Hidemasa*; Hasegawa, Masatoshi*; Kobayashi, Yasuhiko; Nakano, Takashi*

重イオン照射による高い殺細胞効果やバイスタンダー効果の分子機序は未だ十分に解明されていない。本研究ではヒト肺癌細胞株を用いて重イオンビーム照射後のバイスタンダー効果の細胞死の機序について解明する。細胞はヒト肺癌由来の細胞株であるA549を用いた。X線照射はMBR-1505,重イオン照射は原子力機構高崎量子応用研究所のマイクロビーム照射装置及びブロードビーム照射装置により行った。照射後の細胞生存率はコロニー形成法で検討した。X線照射によるD$$_{0}$$/D$$_{10}$$は1.59Gy/4.00Gyであったが、ブロードビームを用いた実験では$$^{12}$$C(LET=108keV/$$mu$$m)のD$$_{0}$$/D$$_{10}$$は1.23Gy/2.39Gyであった。また、コンフルエントな状態にある約50万細胞中の5-25細胞に対して、それぞれ$$^{12}$$C(LET=103keV/$$mu$$m)をマイクロビームで5-10個ずつ照射するとディッシュ全体の生残率が9-15%低下した。重イオン照射による高い殺細胞効果と細胞死のメカニズムにバイスタンダー効果の関与が示唆された。

no abstracts in English

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