検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

日本海における溶存態有機物中放射性炭素の鉛直分布

Vertical profile of DOC-14 in the Japan Sea

田中 孝幸; 乙坂 重嘉  ; 天野 光; 外川 織彦 ; 千手 智晴*; 磯田 豊*; 久万 健志*

Tanaka, Takayuki; Otosaka, Shigeyoshi; Amano, Hikaru; Togawa, Orihiko; Senju, Tomoharu*; Isoda, Yutaka*; Kuma, Kenshi*

海水中溶存有機物(DOC)の挙動解明は海洋の炭素循環や地球温暖化の影響を紐解くうえで重要な因子である。DOC動態の時間スケールや供給源情報を与えうる放射性炭素同位体比($$Delta$$$$^{14}$$C)の測定は測定の困難さによりデータが非常に少ない。本研究では溶存態有機物中放射性炭素測定システムを確立し、日本海での鉛直分布を得ることとした。日本海大和海盆での鉛直分布を得ることができ、これは日本近海の西部北太平洋域では世界で初めてである。DOCの$$Delta$$$$^{14}$$C鉛直分布は、表面で高く(-226‰)、深さとともに減少し、1,000m以深では-337‰で一定となった。DOCの$$Delta$$$$^{14}$$Cは、表面,深層ともに、ほぼ同海域における無機炭酸の$$Delta$$$$^{14}$$C値に比べ約300‰程度低かった。このことより、DOCの$$Delta$$$$^{14}$$Cは海水の循環(海水年齢)に関係することが明らかとなった。

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.