検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

「常陽」の燃料洗浄廃液の処理について

Treatment of fuel assembly washing water from JOYO

中野 朋之 

Nakano, Tomoyuki

高速実験炉「常陽」の使用済燃料は、燃料洗浄設備において付着ナトリウムの洗浄を行った後、使用済燃料貯蔵プールに貯蔵している。この洗浄により発生した燃料洗浄廃液は、廃棄物処理建家(JWTF)に移送し、処理を行っている。燃料洗浄廃液は、高放射性物質濃度の強アルカリ性廃液であり、年間約30m$$^{3}$$発生し、平成14年度にはMK-I$hspace{-.1em}$I$hspace{-.1em}$I 炉心移行のための燃料交換に伴い約130m$$^{3}$$発生した。燃料洗浄廃液は、JWTFにおいて中空糸膜フィルタ処理,蒸発濃縮処理及びマイクロ波固化処理等を行い、放射性物質濃度の低減及び濃縮廃液の安定固化を図っている。中空糸膜フィルタ処理では500程度の除染係数が得られ、下流側の高線量化を防止した。また、蒸発濃縮処理装置及びマイクロ波固化装置等も安定した運転を継続している。MK-I$hspace{-.1em}$I$hspace{-.1em}$I炉心移行時の燃料洗浄廃液には、放射性物質濃度が高い外側反射体の洗浄廃液が多く含まれたことから、本廃液の受入れ処理に伴い設備機器等周辺の空間線量率が上昇したが、遮へい壁によって区画した部屋構造等により作業員の被ばくを防止するとともに、希硝酸等による系統洗浄により空間線量率を1/2$$sim$$1/3に低減した。

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.