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原子力緊急事態における防護措置実施の検討

Study on implementation of protective action in nuclear emergency

木村 仁宣 ; 高原 省五  ; 本間 俊充; 松原 武史*

Kimura, Masanori; Takahara, Shogo; Homma, Toshimitsu; Matsubara, Takeshi*

原子力施設において、公衆の被ばく線量をできる限り低減させるためには、緊急防護対策(避難,屋内退避,安定ヨウ素剤予防服用)を事故シナリオに応じて適切な状況で実施することが重要である。本報告では、より実効性の高い緊急時計画を策定するための基礎データを得ることを目的に、早期大規模放出,晩期大規模放出,管理放出といった事故シナリオにおいて早期防護対策を組合せて実施する複合的防護措置の運用方法について検討した。ここでは、まず、事故シナリオごとに実施されると考えられる防護対策の種類と内容を検討し、次に各事故シナリオにおいて屋内退避や避難を実施(介入レベル:実効線量でそれぞれ10mSv, 50mSv)した時の甲状腺被ばく線量を放出点からの距離に応じて算出し、安定ヨウ素剤予防服用の介入レベル(甲状腺の等価線量100mSv)と比較することによって、防護対策の実施方法(実施範囲や時期,対策の組合せ)を検討した。検討にあたり、被ばく線量の算出にはレベル3PSAコードOSCAARを用い、また、安定ヨウ素剤服用による甲状腺線量の低減効果を検討するためヨウ素の代謝モデルであるJohnsonモデルを用いた。

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