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$$gamma$$線照射による有機溶媒中ダイオキシン類分解技術の開発

Development of decomposition technology for PCDD/Fs in organic solvent by $$gamma$$-ray irradiation

広田 耕一; Zhao, C.*

Hirota, Koichi; Zhao, C.*

ダイオキシン類分析廃液の分解技術を開発するため、本研究では分析溶媒として通常用いられるエタノール,n-ノナン,トルエン溶媒中OCDDやOCDFなどの$$gamma$$線分解挙動や毒性変化について調べた。その結果、例えばOCDDの分解率(絶対濃度換算)は、溶媒和電子の生成G値の大小関係、すなわちエタノール$$>$$ノナン$$>$$トルエン、の順に高くなったことから、分解には溶媒和電子が支配的に関与していることがわかった。また、毒性濃度で評価した分解率は、絶対濃度で評価した分解率に比べ各溶媒ともに大幅に低くなり、溶媒和電子との反応によりダイオキシンが脱塩素反応を起こすことがわかった。さらに、その分解率(毒性換算)はエタノール$$>$$トルエン$$>$$ノナンの順に高くなり、絶対濃度で算出した分解率(ノナン$$>$$トルエン)と異なる結果となった。そこで、反応した8塩素化ダイオキシンの脱塩素化率を調べた結果、ノナン中で80%、トルエン中で20から30%で、これらの値が160kGyまでほぼ一定であったことなどから、ダイオキシンは、トルエン中では酸化分解が、ノナン中では脱塩素反応がおもに起きていることを明らかにした。

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