検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

スピン偏極陽電子ビームの開発

Development of spin-polarized positron beam

河裾 厚男

Kawasuso, Atsuo

ベータ崩壊核種のパリティ非保存に起因する放出陽電子のスピン偏極性を利用して、スピン偏極陽電子ビームを開発した。得られた陽電子ビームのスピン偏極率を測定するために、簡易型のポラリメータを試作した。0.65Tの磁場中で溶融石英に陽電子ビームを照射し、消滅$$gamma$$線からパラポジトロニウムの相対強度の変化を調べた。その結果、磁場がないときと比べて、磁場が存在するとパラポジトロニウムの相対強度が増加すること、及び、磁場反転で相対強度が異なることが見いだされた。これは、陽電子ビームがスピン偏極していることを示している。計算との比較からスピン偏極率は約0.3であることがわかった。また、空芯コイルと平行平板電極からなるウィーンフィルターを試作し、磁化させた多結晶鉄を用いて、スピン回転特性を調べた。その結果、磁場に比例してスピンが回転していることが明らかになった。

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.