検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

イネの種子に対する照射によるイオンビームと$$gamma$$線の「効率」の比較

Comparison of "efficiency" between ion beams and $$gamma$$ rays with irradiation to rice seed

山口 博康*; 長谷 純宏; 田中 淳; 鹿園 直哉; 出花 幸之介*; 清水 明美*; 森下 敏和*

Yamaguchi, Hiroyasu*; Hase, Yoshihiro; Tanaka, Atsushi; Shikazono, Naoya; Degi, Konosuke*; Shimizu, Akemi*; Morishita, Toshikazu*

イオンビームは$$gamma$$線と比べて高い生物効果や変異誘発効果を有することが知られている。しかし、突然変異育種のための変異原としての有用性を議論するためには変異率だけでは十分ではない。不稔などの望ましくない影響の出現に対する変異頻度の高さは「効率」と定義され、変異原の有用性の一つの指標とされる。そこで本研究では、イオンビームと$$gamma$$線とで「効率」を比較した。生存率及び稔実率を基準とした3種のイオンビームの効率は、$$gamma$$線と同等かそれ以上であると判断された。生存率や稔実率の低下は染色体異常によることから、効率が高いことは照射当代における染色体の障害程度に対して変異頻度が高いことを示している。このことは、照射当代をそのまま使う栄養繁殖性作物においては、障害の少ない変異体を獲得するという点で重要であり、イオンビームは$$gamma$$線よりも優れていると考えられた。

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.