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HFIR照射されたF82H鋼の焼き戻し条件と照射硬化挙動

Effect of tempering condition on radiation hardening of F82H steel irradiated in HFIR

安堂 正己; 谷川 博康; 若井 栄一  ; 廣瀬 貴規; Stoller, R.*

Ando, Masami; Tanigawa, Hiroyasu; Wakai, Eiichi; Hirose, Takanori; Stoller, R.*

本研究では、熱処理を変化させた低放射化フェライト鋼F82Hにイオン照射及び中性子照射を実施し、照射硬化に対する熱処理への影響について調べたところ、熱処理条件の調整によって照射硬化低減につながる可能性があることを明らかとした。これまでの結果より、低放射化フェライト鋼は300$$^{circ}$$C付近の照射により、照射脆化とともに照射硬化・延性劣化が生じるが、使用寿命・信頼性の向上のためこれらをできるだけ抑制する必要がある。ビッカース硬さ試験の結果より、イオン・中性子照射材ともに焼き戻し温度が高い条件では、照射後の硬さ値は標準材に比べて低くなることがわかった。引張試験の結果では、焼き戻し温度が高くなるにつれて、照射前後の降伏応力は標準材に比べて低下する傾向にあるが、焼き戻し温度を高めたF82H Mod1-A材においては、照射後の降伏応力差分もF82H IEAに比べて約30%低減した。また伸びの変化については、照射前ではMod1-A, B材(細粒処理材)は、F82H標準材よりも大きい値であるが、300$$^{circ}$$C照射後は、標準材と同等程度となることがわかった。

no abstracts in English

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