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Characteristics of focusing high-energy heavy ion microbeam system at the JAEA AVF cyclotron

原子力機構AVFサイクロトロン集束方式高エネルギー重イオンマイクロビーム装置の特徴

及川 将一*; 佐藤 隆博; 神谷 富裕; 倉島 俊; 奥村 進; 宮脇 信正; 柏木 啓次; 福田 光宏*; 酒井 卓郎; 横田 渉

Oikawa, Masakazu*; Sato, Takahiro; Kamiya, Tomihiro; Kurashima, Satoshi; Okumura, Susumu; Miyawaki, Nobumasa; Kashiwagi, Hirotsugu; Fukuda, Mitsuhiro*; Sakai, Takuro; Yokota, Wataru

原子力機構高崎量子応用研究所TIARAのAVFサイクロトロンにおいて、集束方式高エネルギー重イオンマイクロビーム装置の開発が進められている。AVFサイクロトロンにより加速されたイオンビームは、一般的な静電加速器と比べて大きいエネルギー幅を有していることから色収差の影響を無視できず、マイクロビーム形成にとって障害となっていた。昨年度われわれは、フラットトップ加速技術の導入により、エネルギー幅最小化に成功した260MeV $$^{20}$$Ne$$^{7+}$$ビームを用いて1$$mu$$m未満の空間分解能を達成した。今回、ビームサイズに対する色収差の影響について評価することを目的として、オブジェクトサイズとCuグリッドの2次電子像から見積もられたイメージサイズの関係を調査するための実験を行い、TRANSPORTコードによる計算結果と比較検討した。その結果、260MeV $$^{20}$$Ne$$^{7+}$$ビームのエネルギー幅${it $Delta$E/E}$は0.1%未満であることが確認され、ビームサイズに対する色収差の影響は十分抑制されていることがわかった。この実験の際に得られた最小ビーム径はx=0.56$$mu$$m, y=0.62$$mu$$mで、これまでの最小空間分解能を更新するものであり、以上の結果から本装置が設計通りの性能を有することを確認した。

no abstracts in English

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パーセンタイル:41.12

分野:Chemistry, Inorganic & Nuclear

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